ブドウ栽培
コート・デ・バール地区のテロワールの豊かさや風格を十分に生かすため、ドノン・エ・ルパージュ(Dosnon & Lepage)は、アヴェイ=ランジェ村に約2ヘクタールのブドウ畑を所有しています。今日では、5ヘクタールに相当する他のブドウ畑からも、最高級のブドウを仕入れています。コート・デ・バール地区の土壌や、シャンパン地方の特有性を尊重するということは、私たちにとっての最重要事項です。そのためには、非常に厳格な作業やフォローアップが必要とされます。
そのために減農薬法が導入され、蔵元の求める品質保持に努めています。ブドウ畑の区画は、地中の微生物環境を良好にする目的で、除草をしていません。空気を入れるために土壌が耕され、化学農薬の類は一切利用していません。
「プルミエクリュ(最高級ランク)」や「グランクリュ(プルミエクリュの更に最上級ランク)」に格付けされた畑では、「コルドン・ドゥ・ロワイヤ(幹を横に伸ばし、その幹から細い枝を数本伸ばす剪定法)」と呼ばれる剪定技術を導入しており、ピノ・ノワール種や、シャブリのシャルドネ種が対象となっていますす。この剪定法により、ブドウ生産高が最適に制御されています。苗木の形を整えることを目的に、6月にも徒長枝の剪定や不要な芽の除去が実施されます。
収穫は常に手作業で行われ、ブドウの最適な成熟を目で確かめながら進められます。
収穫されたブドウの圧搾には、伝統的な「縦型圧搾機」が使われています。圧搾中のブドウ房の流動を最低限に抑えることにより、非常に純粋で透明なブドウ果汁の搾り出しが可能です。